試奏家タローの機材レポート。

機材好きなアラサー会社員。 ツマミ1mmに2時間迷える人。ギターペダルを中心に、YouTube/Blog/SNSで試奏レポートを発信していきます。

Earth Quaker Devices Hoof ー マフ界の優等生!時には上品に、時には暴力的に!

#5 Earth Quaker Devices Hoof

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youtu.be

アーミーグリーン期のロシアンマフをベースに開発されたファズペダルです。

このペダルは時期によって外観や性能が大きく異なります。

以下、ネット上から拾った画像を変遷と共に。

EarthQuaker Devices Hoof Fuzz  ①これがおそらく最初期の個体。かわいいですね。

「earth quaker devices hoof」の画像検索結果  ②おなじみのイラストが付きます。

f:id:shisouka_taro:20210206085801p:plain  ③ケースがコンパクトになりました。3ノブ構成。

「earth quaker devices hoof」の画像検索結果  ④4ノブ構成へ。ジャックは左右。⬅私のはこれ!

f:id:shisouka_taro:20210206090058p:plain  ⑤そしてこれが現行品。ノブのレイアウトが変更され、ジャックも上部に移動しました。

 

こうして見ると、バリエーションが豊富ですね。

出音がどう違うのか、確かめたくなってしまうなあ……。

 

動画の補足

お聴きの通り、幅広い音作りが可能なビッグマフ、といった感じです。

Shiftノブの可変幅が大変優秀なので、ジリジリ系からシュワシュワ系の音まで、シームレスに調節が可能です。

特に、抜けの良いマフをお探しの方にはピッタリかと思います。

 

とは言うものの……

 

ビッグマフ原理主義者のこじらせ

「ビッグマフに抜けを求めたら、それはもうビッグマフではないのでは?」

「使いづらいけれど、それがビッグマフなんだよ!」

「使いやすい=マフの良さを殺しているよね。」

とおっしゃる、ビッグマフ原理主義の方もいらっしゃるかと思います。

 

そう、私も若干そちら側だったわけです。

 

こう……ビッグマフは不器用だからこそ愛らしくて、狭めのスイートスポットをしっかりと引き出して、それを使いこなしてあげてこそ一人前だよね……と。

 

ビッグマフをこちらに合わせるんじゃなくて、こちらがビッグマフに合わせる。みたいな。あれ?マフの奴隷?

 

そんな思想もあってか、実はしばらくのあいだ、このペダルは収納棚に控えていたのです。

 

長旅の果てに

以後、マフ沼に溺れた私は、様々なマフ系に手を出していきます。

アクの強いやつを見つけてきては「こいつが最適解だぜ!」と意気揚々と爆音でかき鳴らす日々(⬅マフ系は今後も色々とご紹介していこうと思っています)。

 

それでも、ふとこのHoofを手にしてみると……やっぱり良いんですよね。

ほんとに使いやすい。で、ちゃんとビッグマフ。音かっこいいし。見た目も良いし。

 

今回の動画作成で、改めてこのペダルの素晴らしさに気付けたような気がします。

またしばらく使い込んで、サウンドを追い込んでいきたいと思います。

 

まあ、それでもまだまだマフ沼探訪は続いていくことでしょう。。。

ビッグマフの世界はどこまでも広く、どこまでも深いです。

 

みなさんのお気に入りのBig Muffファミリーは、何ですか?

 

おまけ

今回の動画ではthe pillowsの楽曲からフレーズをいくつか拝借しました。

ギターの真鍋さんは元々、ロシアンマフで最高に痺れるサウンドを演奏されておりました。Runners HighやHappy Bivouac期の音が大好きです。

私がエレキギターを始めたのも、ビッグマフにハマったのも、まさにthe pillowsと真鍋さんに憧れたからでした。

これから先も、ずっとずっと最高のトーンを聴かせてほしい限りです。