Honda Sound Works ISO FUZZ ー MO'SOME TONEBENDER 百々和宏氏ご愛用!キレッキレのファズサウンドはここから生まれる!
#8 Honda Sound Works ISO FUZZ
Honda Sound Worksは2015年にその活動を終了してしまいました。
ブランド復活を強く強く望んでいます。
動画の補足〜このペダルについて
韓国のステンレス製食器「パッコンギ」を使用したエフェクターです。
細かな仕様を変えながら何度も再販されてきたモデルのようですが、おそらくこちらは最初期のもの。LEDインジケータもDC INもありません。9V電池のみでの駆動となります。このペダルのためだけに充電式9V電池を購入しましたが、使い勝手はすこぶる良いです。
動画でお聴きいただける通り、ソリッドでキレのあるサウンドを作れます。
とにかく音のスピードが早い早い。ゲートのかかりが強く、ノイズレスであることに起因するのでしょう。
MO'SOME TONEBENDER 百々和宏氏のサウンドメイク術
参考文献はTHE EFFECTOR BOOK VOL.29。2015年時点での百々氏のペダルボード(モーサム編とgeek sheep sleep編)が紹介されています。今回はそのセッティングに倣ってみました。が、使用ペダルが異なるため、あくまで百々和宏"風"ということで、ひとつご勘弁を。。。
百々和宏サウンド〜歪み編〜
まず、メインとなる歪みはISO FUZZ【VOL 適宜 / TONE 11時 / DRV 10時】。
これだけだと、意外に歪みは強くありません。バッキングがザクザク心地良いです。
百々氏はシグネイチャーモデルのISO FUZZを使用されています。限定40台で一般向けにも発売されました。喉から手が出るほど欲しいです。
その前段に、ゲインブースターとしてBD-2【VOL 10.5時 / TONE 3時 / DRV 10.5時】がセットされています(TONEの値は紙面から確認できず。これくらいかと思います)。
ISO FUZZの歪み成分に、高域のシャリシャリ感を加えています。
さらに、ISO FUZZ後段にはビッグマフ系ペダルが置かれます。
百々氏はハンドメイドのビッグマフ系ペダルを使用されています(詳細は不明。百々氏自身、よく分かっていない模様)。
正確には、xoticのx-blenderを使用して、ビッグマフ+ISO FUZZのミックスサウンドを作っているようです。こうすることでビッグマフ以前の原音感が増し、サウンドが頭打ちになって潰れてしまうのを防いでいるとか。
私はBYOC Large Beaver (Ram's Head仕様)で代用しました。ブレンダーもいつか試してみたい。
以上、歪みはISO FUZZ+2種です。意外と少ない。
百々和宏サウンド〜空間系編〜
で、歪み以上に大事かもしれないのが、ディレイの活用法。
ライブでは常にダブリングディレイをかけているそうです。
ダブリングなので、フィードバックとディレイタイムは最小値。
そうすることでムスタングの非力さをカバーでき、音に艶も出るとのこと。
百々氏はDD-3を使用されていますが、BOSS RV-3【VOL 10時 / F.BACK Min / D.TIME Min】で代用してみました。
リバーブについてはおそらくモーサムではあまり使われていないのではと推察します。
無い方がむしろドライになって、モーサムサウンドに合っているかも。
今回は隠し味程度にDigitech RV-7でスプリング・リバーブを足してみました。
ざっとこんな感じです。
そうそう、ムスタングはvoodooのストラト用ピックアップに換装されているそうですね。それに倣って、今回はストラトで試奏しました。
終わりに
見た目もサウンドも最高のファズペダルでした。
市場にもちらほら出ていますが、球数はそれほど多くないかもしれません。
臆することなく、ぜひ手を伸ばしてほしいと思います。
買えなくなってからでは……遅いのです……僕らはいつも……後悔しているじゃないですか……。
そしてそして。
同じくパッコンギシリーズのMAD FUZZが今、超欲しいです。
トライアングルマフがベースになっている爆音ファズとのこと。
お持ちの方、ぜひ試奏動画をアップしてほしいです。。。
精細なレビュー動画が見当たらないので。。。
あげてもらえたら泣いて喜びます。。。
▼試奏家タローの機材レポート。】は、以下で展開しています!
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