試奏家タローの機材レポート。

機材好きなアラサー会社員。 ツマミ1mmに2時間迷える人。ギターペダルを中心に、YouTube/Blog/SNSで試奏レポートを発信していきます。

Muslady "Golden Horse"ーケンタウロスクローン界の風雲児!

#2 Muslady "Golden Horse"

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今回ご紹介するのはMuslady(Mosky)の"Golden Horse"。

Muslady Moskyギターオーバードライブエフェクトペダル フルメタルシェル Golden Horse

ご覧の通り、Klon "Centaur"のクローンモデルです。


Muslady(Mosky) "Golden Horse"ーケンタウロスクローン界の風雲児!【試奏家タローの機材レポート。】

 

最近巷では、「中国産格安クローンペダル」が話題になっていますね。

そんな中でも一際注目を浴びていたのが、こちらの機種です。

お値段は現在¥3200!オリジナルケンタウロスの相場の1/100!

オリジナル版が30万円だとすると、これ100台分です!笑

 

動画の補足

構造はオリジナルケンタウロスに倣っているようです。

電子回路についてはそこまで詳しくはありませんが、オリジナル版とパーツ構成が同一らしいですね。

ただし、本家がバッファードバイパスなのに対し、こちらはトゥルーバイパスらしいです。「OFFでもつないだだけで音が太くなる!」は体験できません。ちょっと残念。

 

音をガツンと太くする傾向が強いペダルなので、ゲインを高くしてメインの歪みとしてかけっぱなしにするにはやや扱いづらいかもしれません。

 

しかし、動画内での説明の通り、ブースターとして働かせると一気に輝き出します。

動画では、Fender Super Champ X2というチューブアンプを使用しています。

歪む寸前のアンプに繋いで、このペダルをONにすると、まさに「ガラスのような音=艷やかでキラキラした倍音が強調される音」が出てきました。

回路の仕組みとして、歪み音にクリーン音を併せていくクリーンミックスの手法が取られていると耳にしたことがあります。それが豊かな倍音を生み出す鍵なのかもしれません。

 

チューブアンプや、メインの他のペダルをプッシュしてあげるにはもってこいのペダルです。踏んだ瞬間に、ハリツヤのある、気持ち良い音にブラッシュアップしてくれますよ。

 

僕としては、初のケンタ系ペダルでした。

勉強代としても安いし、何より十分満足できるサウンドでした。満足!

そうなると、他のケンタ系も弾き比べしたくなってしまうのは機材厨の性……

J.Rockett Audio Designsの"Archer"とか、最近評判良いですよね……ゴクリ……

田渕ひさ子が検証! ケンタウルス系ペダルの知られざる世界|特集【デジマート・マガジン】

ああ……こんなページ見させられたら身体に毒だよ……ジュルリ……

仕事頑張ろ……

 

 

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HMPF Jan Ray Clip Mod ーJan Rayの音がこの価格で!?

#1  HMPF "Jan Ray Clip Mod"

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今回ご紹介するのはHMPF(ハンドメイドペダル製作所)の「Jan Ray Clip Mod」です。【販売ページはこちら→ https://www.mercari.com/jp/u/133904502/ 】


HMPF Jan Ray Clip Mod ーJan Rayの音がこの価格で!?【試奏家タローの機材レポート。】

 

昨春のステイホーム期間は、とにかくペダルの入れ替えとボード構築、ツマミいじりに時間を費やしていた気がします。

そんな中、メルカリで見つけたクローン系ペダルの群れ。

 

そもそも、クローン系ペダルには懐疑的でした。

クローン系はあくまで「〇〇風」でしかなくて、決してオリジナルとイコールの存在ではない、と。どんなに高価であっても、オリジナルペダルを持つこと、鳴らすことに意味がある、と。

 

「ま、勉強代だと思って、ものは試しに買ってみるか」と手を出したこのペダル。

音を出してみてびっくり。めちゃめちゃ良い音でした。疑ってかかってごめんなさい。僕はもう、これで本当に十分すぎます。 

 

以下、動画の補足。

お恥ずかしながら、オリジナルのJan Rayは数回知人たちに弾かせてもらったことがあるばかり。お察しの通り、オリジナルを買えないからクローン系に手を出してるのです……。

 

しかし、本機を鳴らした際の感動は、オリジナル機を弾かせてもらったときのあの衝撃とほぼ同等でありました。忘れることのできない、あの「ジュワッ」の中に「ジャリン」が包まれているサウンド。この機会に乗じて、その音をようやく手に入れることができた気がします。

 

特筆すべきはやはり、Saturationノブにアクセスしやすい点でしょう。

オリジナル版はドライバーでないと動かせない仕様になっています。

これはおそらく、頻繁に変える意図をもったノブとして設計されていないことが理由でしょう。「一度決まったら、それをあなたのシグネチャー・トーンとして使ってください」というメッセージなのかもしれません。

一方で、HMPF版ではいつでも自由に指で動かせます。

頻繁に変える意図をもったノブとして設計されていないノブを、自由気ままに動かせるこの全能感がたまりません(?)。

個人的には2〜3時にして、「ジャリン」を味わうのが好きです。

……確かに、この「ジャリン」にハマると、頻繁にSaturationノブを動かそうとは思わないかもしれないです。 

 

オリジナル版 VS HMPH版

実際にオリジナルと本機の2台を並べて、生でサウンド比較をすればある程度の差が出るのかもしれません。ちなみに以下はHMPFさんによる比較動画ですが、こちらではほぼ同一……ファンタスティック……!

 

いつかオリジナル機も手に入れてみたいものです。

仕事頑張ります。

 

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機材レポートを始めます。

はじめまして。アラサー会社員のタローです。

ギターやギターペダルに触れること、そしてそのサウンドを味わうことを生きがいとしています。

 

片田舎の自室でこそこそとツマミをいじっては満悦しているタイプの人間です。

そもそもは楽曲制作のために機材を買い揃え始めましたが、この界隈では古くから流行病として恐れられている「手段の目的化」という症状が発症してしまい、今に至ります。

つまり、楽曲を作るよりも機材いじりをしている方が楽しくなってしまったというわけですね。

 

ひとりでこそこそと音出しをしているくらいであれば、この世界の片隅の端っこの奥の方に、アーカイブとして、そのすばらしきサウンドたちを残そうかと思い立ちました。いずれ誰かの役に立ってくれたらいいなと思っています。

 

そんなわけで、今日から試奏家を名乗ります。

演奏は下手でも、愛する機材たちの良さを少しでも伝えられたらいいなと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

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