試奏家タローの機材レポート。

機材好きなアラサー会社員。 ツマミ1mmに2時間迷える人。ギターペダルを中心に、YouTube/Blog/SNSで試奏レポートを発信していきます。

The King Of Gear OXFORD DRIVEーシュレッドマスター・クローン!扱いやすさと新機能を兼ね備えた、優等生ペダル!

#11 The King Of Gear OXFORD DRIVE

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youtu.be

このペダルについて

Marshall Shred Masterの使いづらさにアレンジを加え、スイッチによるサウンドキャラクターの変更さえも可能にした、万能ディストーションです。

 

The King Of Gear( https://thekingofgear.com/ )は、Radioheadのファンブログの一つ。

メンバーの使用機材に迫るナードなブログなのですが、そのサウンドを追い求めすぎたあまり、ついにはオリジナルペダルを作成するに至ったようです。狂気。

ちなみに、以前公開したシュレッドマスターの試奏動画内のセッティングの一部は、まさにThe King Of Gearに掲載された情報を参考にさせていただきました。

shisouka-taro.hatenablog.com

 

どこがどう違うのか。

動画のまとめでも紹介した通り、シュレッドマスターと比べて

 

①サイズが小さい

②2つのモードを切り替えて使用可能

③ゲイン・音量の上限が増している

 

という3点が、特に恩恵を感じた部分でした。

 

特に③に関しては実にありがたいモディファイだと思います。オリジナル版は、他のペダルと併用した際、音量差があまりに出てしまう傾向があります(もちろん、音量バランスさえ取れれば十分実用可)。その悩みから開放されるのは非常に大きいです。

 

音質差については、「音の壁面で作ってくれるシュレッドマスター」「音の壁立体的に作ってくれるOXFORD DRIVE」といった感じでしょうか。ミドルの質感がやや異なるため、OXFORD DRIVEの方が音が前に飛んでいく印象を受けます。あくまでシュレッドマスターの上位互換ではなく、そのバリエーション・モデルと捉えてみるのがおすすめです。気分と曲によって使い分けてみるのも良いでしょう。

 

とは言っても、その差は「注意して聴けばなんとなく分かる」レベルなので、気兼ねなくこちらを選んで良いかと思います。ツマミの設定次第では聞き分けできないレベルまで追い込めます。操作性も使用感もほとんど一緒に感じます。

 

ガバナースタイルも可。

スイッチを切り替えると、ガバナー風のサウンドも出せるという触れ込みです。私は残念ながらガバナーを触ったことがありませんが、動画でもご紹介した通り、「9V駆動のエフェクターを、18Vで駆動したときのサウンド」のような印象を受けました。

 

シュレッドマスターよりヴァーサタイルに使える歪みです。どちらかと言うと、ディストーションというより強めのオーバードライブといった感じかもしれません。トゥーマッチなローやゲインを抑えることにより、ジャンルを選ばない良質なドライブサウンドを作れます。

 

「シュレッドマスター好きが心血を注いでプロデュースした」ということが伝わってくる、執念のペダルでした。

 

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