試奏家タローの機材レポート。

機材好きなアラサー会社員。 ツマミ1mmに2時間迷える人。ギターペダルを中心に、YouTube/Blog/SNSで試奏レポートを発信していきます。

Danelectro French Toast ー 戦慄、格安オクターヴ・ファズ!ジリジリビリビリの世界へようこそ!

#10 Danelectro French Toast

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youtu.be

ご存知、Danelectroのペダルです。

一筋縄ではいかないラインナップで、ごく一部から絶大な支持を得ているのがこのブランド。Fab Toneも良いペダルです。

shisouka-taro.hatenablog.com

動画の補足

さて、このペダルはご紹介している通り、foxx tone machineのクローンモデルです。

それも単なるクローンではありません。製作者自らが直々に腕をふるったクローンモデルです。

つまり、もはやオリジナルと呼んでも差し支えないモデルなのです。

 

とは言うものの、発売当初は謎に包まれたペダルだったそう。

「これのオリジナルモデルは何だろう……あ!French Toastの頭文字(FT)が、foxx tone machineの頭文字だ!音も酷似している!これはビンゴに違いない!」という謎解き合戦が繰り広げられたという噂もあります。

が、EFFECTOR BOOK Vol.42の中で、製作者であるスティーヴ・リーディンガー氏は「私はそんなこと思いつきませんでした(笑)」と告白しています。

 

マフに似てる?

出どころは失念しましたが、一部のペダルフリークからは「ラムズヘッドに音が似ている」という声もあったようです。

実際に動画の中でも試してみましたが、確かに似てなくもないかなといった感じ。

ブラインドで「これラムズだよ」と言われたらちょっと信じそうになるレベルです。

 

ただし、全く同じ働きをしてくれるかと言ったらそうでもありません。

リードフレーズを弾くと、まごうことなきオクターヴ・ファズサウンドになってしまうからです。

オクターヴスイッチがOFFでも、ブツブツとゲートがかかるオクターヴ・ファズ特有の音が出てきます。

 

やっぱりオクターヴスイッチはONで。

個人的に、オクターヴ・ファズを使うなら、グッシャアアアと歪ませながらコードを弾くのが好きです。a place to bury strangersみたいな、金切り声のようなビリビリサウンド。というかオリヴァー、なんちゅうギター使っとんねん(この人こそがDeath By Audioの主宰です)。

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キワモノだけれど入門機。

エグい使い方も十分できるペダルですが、とにかく価格が安いのには驚かされます。

実は私、「登場場面少ないしなあ」と、このペダルを一度手放しています。しかし、どうしてもこのサウンドを忘れられず、たまたまハードオフで格安美品中古の本機を見つけてしまったので思わず買い戻した、という経緯があるのです。そのお値段なんと3200円。そりゃあ買い戻します。

 

価格面でも手が伸ばしやすく、設定次第では十分通常使用に耐えうるサウンドも作れますので、初オクターヴ・ファズとして導入するのも良いかと思いますよ。

 

探してみるとポロンと格安で転がっていることがあるので、お見かけの際にはぜひ確保してあげてください。

 

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